静岡 見直しツーリング
どうしてもバイクで走りに行きたくて、この緊急時事態宣言中、ワクチンも2回打ったし、PCR検査も静岡に受けに行って一応陰性、よし北陸か東北に数泊して走りに行こうと考えていました。しかし、テレビで関東圏の方が伊豆に観光に来ているところを見て、自分がいい感じを受けないように、私がバイクで旅行に行ってそちらの地元の方の心境を考えると、行く気にはなれませんでした。そこで、今の状況だからこそ地元県内の道を見直そうと思い、自宅へ連泊するという想定で、毎日、日帰りで走りに行くことにしました。毎日自宅泊だから旅費もかからないし。気の持ちようで、遠くに旅行に行かなくて旅行気分を味わえるのではないかと考えました。結果は下記にまとめました。
写真は幅広く撮影したため、携帯の場合は横にしてご覧ください。
目 次
西伊豆一周(380km)
浜名湖一周(180km)
畑薙第一ダム(210km)
日本平・三保・大崩(120km)
御殿場・富士山(210km)
伊豆スカイライン(340km)
国道362号線(180km)
2021年9月13日(月)1日目
西伊豆一周
自宅⇒国道1号⇒富士⇒旧国道1号⇒沼津⇒国道414号⇒狩野川放水口⇒県道17号⇒戸田⇒土肥⇒国道136号⇒堂ヶ島⇒松崎⇒石部の棚田⇒妻良⇒下賀茂⇒県道16号⇒石廊崎⇒弓ヶ浜⇒国道136号⇒下田⇒国道135号⇒河津⇒県道14号⇒上河津⇒国道414号⇒伊豆市⇒修善寺⇒大仁南IC⇒伊豆中央道(無料区間)⇒長岡北IC⇒国道414号⇒沼津⇒旧国道1号⇒帰途へ
久々に走ってきました西伊豆の道。しかも沼津からずーっと海岸線沿い。狭い道もありますが練習で走るには丁度いい。朝3時半に家を出て沼津から三津に入るころには白々と明るくなってきて富士山もぼんやり見え始めました。そこから気を引き締め一気に石廊崎を目指そうと思いましたが、気持ちをなだめてのんびりと休み休み走ってきました。帰りは河津から中伊豆を帰ってきました。
2021年9月14日(火)2日目
雨のため自宅に連泊
きょうは台風と秋雨前線の影響で雨になってしまいました。週初めは晴れ予報だったのに!まあ予報だからしかたないです。自宅泊のツーリングでは雨だとお休みです。(笑) きょうは温泉に連泊したつもりで早めにお風呂(ちょっと高めな入浴剤入り)にのんびり入ろうかな。
2021年9月15日(水)3日目
浜名湖一周
自宅⇒旧国道1号⇒金谷⇒掛川⇒県道38号⇒県道249号⇒県道409号⇒大須賀⇒県道69号⇒県道41号⇒国道150号⇒浜松⇒県道316号⇒国道1号⇒浜名大橋⇒新居弁天IC⇒新居⇒国道301号⇒三ケ日⇒国道362号⇒気賀関所(お弁当)⇒国道362号⇒天竜⇒県道40号⇒県道280号⇒小國神社(通過)⇒県道40号⇒掛川⇒旧国道1号⇒帰途へ(約180km)
雨上がりの出発だったので自宅を9:00出発しました。私のツーリングの出発時間としては珍しく遅めです。だから気賀の関所で一度休憩した以外は、ずーっと走っていました。写真はありません。(笑)
考えてみると、浜名湖を西回りで走ったのは初めてで、湖西で迷いました。(笑) 浜名湖一周と言っても国道を走っていたので、北部の湖岸道路でしか浜名湖は見えません。旧道などを走れば、浜名湖を見ながら休憩するところがあるのでしょうけどわかりませんでした。自転車で回ると湖岸沿いを周れるので、次回は125ccのスクーターでのんびり散策してみるかな。
2021年9月16日(木)4日目
畑薙第一ダムへ
自宅⇒旧国道1号⇒岡部⇒国道1号⇒静岡⇒県道27号⇒牛妻⇒県道29号⇒県道27号⇒玉川⇒県道189号⇒笠張⇒県道60号⇒井川ダム⇒県道60号⇒畑薙第二ダム県道60号⇒白樺荘(臨時休業中)⇒県道60号⇒畑薙第一ダム⇒県道60号⇒井川⇒市道閑蔵線⇒接阻峡⇒県道388号⇒奥泉⇒県道77号⇒千頭⇒帰宅へ
今日は快晴、朝5時半出発!静岡から井川へそして畑薙第一ダムへ行くことにしました。静岡から井川へ向かっていると「夜間通行止め」の看板がちらっと見えた。えー!夜間って何時までかなぁ。もう朝だから通行できるだろう、でもそういう工事では日中は時間規制してるかも。まあ井川には8時前には着くだろうから大丈夫でしょう。朝早く出てきて良かったぁ。
ドライブレコーダーの写真
以下はバイクに取り付けてあるドライブレコーダーの写真です。ハンドルに取り付けてあるSWで任意に撮影できます。今回はフロントシールドが曇っていて前方の映像があまり良くないので、後方カメラの写真のみです。畑薙から閑蔵林道の接阻峡側までの写真です。
静岡 見直しツーリング第2弾
先週は3泊4日自宅泊のツーリング。週が変わって今週は6泊7日の自宅泊のツーリングを決行します。どこへ行くかは毎日の天気と気分次第。
2021年9月19日(日)1日目
日本平・三保・大崩
自宅⇒旧国道1号⇒岡部⇒旧東海道⇒トンネル見学⇒現国道1号⇒丸子IC⇒国道1号⇒駿河大橋⇒県道354号(南幹線)⇒聖一色交差点⇒日本平パークウエイ⇒日本平(徒歩にて夢テラスへ)⇒日本平さくら通り⇒県道198号⇒天王山遺跡通り⇒国道150号⇒県道199号⇒三保⇒清水灯台⇒国道150号⇒久能海岸⇒旧国道150合⇒用宗⇒大崩海岸⇒焼津⇒帰途へ(110km)
祝11,111km
きょうは125ccのスクーターで走ることにしました。出発してからふと走行距離メーターを見ると11,111kmに。これは写真撮っておかなきゃ。昨年の4月にパソコン教室への通学用に中古で買いました。そのときは7千km弱だった。よく走ったなぁ。(^^)/ きょうの予報は晴れだったのにどっちかと言うと曇りだよね。
日本平は朝7時だというのに車や人が居る。あっ、昨日は土曜日だったから朝まで走っていた人らがいるのか、自分もそんな頃があったなぁ。懐かしい。初めて空テラスへ行きました。なかなかきれいなところです。この時間だと観光客はまあ居ないからね。ここは朝イチに来るところだな。写真を撮って早々に旧道を清水側に下りました。この道路も懐かしいなぁ。下り終え三保へ向かいました。三保の海岸は何年ぶりだろう?二十年以上来ていないなぁ。海岸からは大きな鳥みたいな雲が見えました。久能海岸のような見晴らしのいい直線道路は125ccで走るにはものたりない感じがしました。(笑)
日本平夢テラス
三保海岸
この雲、巨大な鳥に見えない?
国道150号 久能海岸
大崩海岸
本当は日本平に行く前に通って撮ったので、夜明け直後の海です。
2021年9月20日(月・祭日)2日目
休 養
きょうは天気がいいのになんだか走る気がしなくて休養としました。気乗りしないという時があるのです。そういう時は無理をしない、事故以来そう決めました。(笑)
2021年9月21日(火)3日目
御殿場・富士山
自宅⇒旧国道1号⇒由比⇒旧東海道(県道396号)⇒県道10号⇒富士川楽座⇒県道10号⇒県道396号⇒富士⇒県道24号⇒国道469号⇒御殿場⇒県道23号⇒県道152号⇒水ケ塚駐車場⇒県道152号⇒南富士エバーグリーンライン(二輪車370円)⇒十里木⇒国道469号⇒新東名新富士IC⇒帰途へ(210km)
今朝は3時から起きてます。出発したい気持ちを抑えるのが大変です。4時に出発することにしました。いろいろ考えましたが、コースとしては富士から御殿場まで東富士演習場付近のススキの中を走って御殿場から富士山を目指すことにしました。富士に近づくにつれ東の空が明るくなり雲一つない空が視界に入ってきました。写真撮りたいなぁ、あ、そうだ、富士川楽座の展望台(立体駐車場の屋上)から撮ろうと向かいました。夜間は1階部分しか使用できませんでしたが、会談は通行可。良かった。しかし寒い。気温16℃。冬用のジャケットでも良かったな。本当にいい天気。昨日休んで正解。
富士川楽座から
東富士演習場付近を走る
水ケ塚駐車場
2021年9月22日(火)4日目
休 養
きょうは一日雨予報。朝から結構降りました。今は日が当たってるけど、入道雲がいっぱい。こんな日は出かけない方が正解です。よって休養。
2021年9月23日(水祭日)5日目
休 養
今朝は頭が重い。一昨日富士山に行って身体が冷えた。それかぁ? このごろは疲れが一日経ったあとから来ることは自覚している。筋肉痛は普段運動してるからすぐ出るけど。無理をした後のなんとなく身体が重いとかそういう疲れ。まあ焦ることは無い。自宅発のツーリングだから。きょうも休もうっと。バイクのカメラセッティングを調整しようっと。
2021年9月24日(水)6日目
伊豆スカイライン
自宅⇒国道1号⇒箱根峠⇒熱海峠IC⇒伊豆スカイライン⇒天城高原IC⇒大室山⇒国道135号⇒河津⇒国道414号⇒湯ヶ島⇒県道59号⇒仁科峠⇒西伊豆スカイライン(旧称)⇒戸田峠⇒名も無い道⇒西浦⇒沼津⇒国道414号⇒旧国道1号⇒帰宅
伊豆スカイライン
秘密兵器
西伊豆スカイライン
名も無き道へ
2021年9月25日(土)7日目
国道362号線
自宅⇒国道1号⇒静岡⇒牧ケ谷IC⇒県道207号⇒福養橋⇒国道362号⇒清沢⇒国道362号⇒蛇塚⇒国道362号⇒千頭駅⇒国道362号⇒下長尾⇒国道362号⇒工事通行止めのため県道263号へ迂回⇒熊切川⇒県道263号(県道389号)⇒気田川⇒国道362号⇒天竜二股⇒帰途
国道362号は静岡から千頭、天竜を経由し豊橋まで伸びる国道です。今回の自宅泊りのツーリングの最後を飾るにふさわしいコースとして選びました。それがー、聞いてくださいよー!もう!内容が濃すぎて文も長すぎ!心して読んでくださいね。
静岡から川根本町へ
蛇塚・中塚地区
ここのヘアピンカーブの連続が難所です。対向車に注意して慎重に走りましょう。
千頭駅前へ
一旦停止の交差点を右折して、大井川の橋を越え交差点を左折し千頭駅前へ。
気になる標識
以前から気になっていた標識があります。下長尾の交差点から山道へ入って国道473号線の分岐を越えて振り返るとあるこの道路標識の表示、「170m」とあります。10m単位?と製作者の真面目さがうかがえます。だいたい200mとしないところがさすがです。(^^)/ 九州大隅半島の南端に「北海道まで2500km」という標識があるそうです。一度見てみたい。
国道362号工事通行止め
県道236号の迂回路へ
気田へ向かう途中、「国道362号工事による通行止め、迂回路は県道263号へ」。362が263と数字の並びが違うだけなんて面白いと思いつつも。この林道に入ったのが修行の始まりでした。林道と言っても民家もありのんびりゆっくり走って行きました。30分以上走ったところでようやく広い道路の分岐点に出ました。いつもはカンと勢いでよしこっちと進むところを、休憩がてら行き先を確認することにしました、珍しく(笑)。
昨日、西伊豆スカイラインの帰りにナビで行先を間違え林道をさまよいました。ナビ上の地図の道がくねくね曲がっていて方向を見間違えたのです。そのうえ山道は意外と行先でつながっていているので、ナビの進行方向を間違えても、すぐにリルートされて違う道をナビされてしまう怖さがあります。データも古いナビですしね。
地図を見て行き先も確認したところで出発しようとキーをひねり、エンジンをスタート・・・しないじゃん。サイドスタンド上げてるし、クラッチも握ってる。スイッチを入れてもうんともすんとも言わない。
えーっ!ここで故障? いやまてよ、冷静にメーターパネルを見てみよう。えーっと、赤い警告灯が着いてる、あれ?ギアの表示が出ていない。水温計のセグメントが5つ着いてる。(通常運転中は3つ)。これらの表示はエンジンスタートの時には着いててエンジンがかかると正常状態になるという記憶がありました。が、水温計が5つ着いてるのが気になる。山道走ってオーバーヒートしたかなぁ。エンジンが冷めるまで待つかな。
10分ほど過ぎた頃、1台のスクーターが走ってきた。地元交番のお巡りさんだ。何か聞かれる前にと思って、先に「オーバーヒート気味で冷えるのを待ってます。」と話かけました。するとそのお巡りさんは昔バイクに乗っていたらしく、逆にバイクのオーバーヒートについて詳しい話をしてくれました。エンジンが熱くなるとそうなることも、容易に理解してくれてうれしかった。
そういえば昔、北海道を走っているときに。スピード違反の一本釣りで、パトカーに乗っていた警察官は、当時乗っていたBMWのバイクを見て「BMWってバイクも作ってるの?」と言われたことを思い出しました。バイクの老舗じゃんねー。
お巡りさんとのバイク談議も終えて時間も過ぎ、エンジン素手で触れるくらい冷えたため、再びエンジンをかけてみたが、うんともすんとも言わない。メーターパネルも同じ表示だ。ギアの表示が出ないもおかしいと、ハイギアに入れてバイクを押してみる。センタースタンドを立ててバイクを揺らしてみる。なにかセンサーが壊れたのか?取り扱い説明書を隅から隅まで読み返してみる。冷却水のリザーブタンクってどこだっけ?そういえば見たことないなぁ。説明書を見ても図がよくわからない。
とりあえず、コンビニで買ってきた「おむすび」を食べよう。食べれば少しは落ち着くし、ペットボトルのカフェオレを飲み干して、その空き容器に沢の水を汲んで来ようと考えました。
おむすびを食べ終えて、沢に向かいうと水路が低ーい。道路の下5m以上はある。あそこに行くには・・・あ、階段があった。階段は錆びていたので右端を用心しながら降りて行った。バシャバシャ滝のように落ちてくる水にペットボトルを出すと落としそうなくらいの水圧。発電できそう。水満タンのペットボトルを持ってバイクに戻り、気を取り直してリザーブタンクを探すとあったあった、燃料タンクの下に。あれ?冷却水満タン。がっくし。
何が悪くなったんだろう?機器の保守の仕事をしてきたからか?こういう不具合探査に燃えるんです。でもセンサー不良が一番手ごわい。最後の手段は下り坂を利用した押し掛けだけ。車の押し掛けは平地でやったことはあるが、この260kgもある二輪を押してかけるのは平地では無理です。下り坂まで押す。バイクにまたがり、下り坂で勢いをつけキーを入れ、クラッチをつなぐ。ボコボコボコ。爆ぜない。しかたない、レッドバロンに助けを求めるか。
電話をする前に、自分の居場所を確認しようとスマホの地図ソフトを起動するとなかなか受信しない。あれ?圏外だ。レッドバロンに電話をかけると、すぐに切れてしまう状態。これは圏内までバイクを押すしかないか。はー。きょうはバイク押しの鍛錬の日か。最近ずっとバイクを酷使して走り倒してきたからなぁ。少しは休ませてとバイクがストを起こしたのか。上り坂は5回休んだ。俺はラグビー選手かと思えるほどの押し力。火事場のなんとか。やっと下り。そしてトンネル。どうしよう?トンネルの途中で止まったら。えーいいってまえー!なんとか通過。だんだん平地になってきた。下り終わりー。しかたない路肩が広いところまで押す。民家も見えてきた。ここなら携帯もつながるだろう。へとへと。
でもなぁ、バイクの保険変えちゃってるし。レッドバロンの保険に入っていれば故障の引取りもある程度の距離なら無料で来てくれるるんだけど、事故った時の保険担当の対応が気に入らなくて保険変えちゃったんだよね。
来てくれるのかなぁ。「行けません」とい答えだってある。だんだん情けなくなってきた。半分泣き声で電話したと思います。「はい、レッドバロンです。」の声に感動。バイクの状態を話すと「キルSW、入ってます?」の回答にはいそのとおり、切れてました。休憩で止まった時に、ヘルメットを右のミラーに乗せ、キルSWに触れて切ってしまっていたのです。無意識に切ったので全然頭になかった。はー、もう!。キルSWを入れエンジン始動。あーかかって良かったぁ。レッドバロンさんきょうもお世話になりました。ありがとう。(^^)/
帰ったらバイクの手入れします。ひとり旅では故障の対応も考えておかなきゃね。どこで故障してもね。